
コミック市場の「アーカイブ」も凄い!「毀鬼滅の刃」の効果に加えて、WEBから紙の誘導方法が理にかなっています!
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81015?page=3
へぇ~そういうことなんですね。
単純に鬼滅の刃と巣ごもり需要で電子書籍伸びているだけかと思っていました。
結果的に
・電子書籍は前年比31%増の3420億円
・紙のコミックス(単行本)と漫画誌を合わせた推定販売金額では13.4%増の2706億円
となっています。
普通、電子が伸びれば紙が減り、トータル額は同じ、もしくは人口減により売上は減少、という流れが普通です。
実際、日経新聞の売上も2015年以降、ぐずついています。
▼日経新聞の売上推移

しかし、結果的に紙の売上が10%以上伸びることでトータルの売上を大きくけん引しています。
要因として漫画は「コレクション」と「アーカイブ」の掛け合わせが効いているのかと思います。
まず、単純に好きなアニメのグッズってほしいですよね。だからリアルな本をコレクションしたくて買いたい。
また、小説や新聞は作品としては1冊読み切りのため過去や将来が気になりません。(小説は作者が気になる場合がある)
ですが、漫画は1冊では終わりません。続きが読みたくなります。加えて鬼滅の刃の映画を見て「おもしろい」となれば、1巻から読みたくなります。
リアルな本として過去の作品が残っているため、まとめて全巻買うという大人買いができます。
アプリの作りも、上記の方向に流れるよう仕掛けられていることとのことです。
▼まとめ
・2020年のコミック市場の推定販売金額は6126億円
・25年ぶりに最高額を更新
・マンガアプリで「話売り」を導入している
・「マンガを読む」ことが多くの人の1日のサイクル、1週間のサイクルに組み込まれる
私はアニメを全然読まないのですが、鬼滅の刃は全巻読んでしまいました。。。
荒井智也note:https://note.com/tomoya0725